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2011年11月11日 (金)

洞察力

ここ数ヶ月ですが、わたしは仕事で高齢者の方々と接する機会が多くなっています。まあ、ほとんどです。

ところで、高齢者の転倒は骨折へと結びつきやすく、最近は転倒予防教室だとかも盛んですね。

転倒予防に関して、体力面からの対策もいろいろ言われています。例えば下肢の筋力増強やバランス練習が有効だとか。

柔軟性もあった方が良いに決まっているように思われるかもしれません。

が、意外にも柔軟性の向上が転倒率の低下には結びつかないとの研究報告も多いのです。

つまり関節の可動性が大きいという事は、その関節を固定し安定させるための筋力も必要になってくるってことでしょう。

スポーツ選手、例えばサッカー選手は体が柔らかい方が良いと言い切れるでしょうか。

仮に新体操の選手のような柔軟性があったら怪我も減るんでしょうか。(笑)

高齢者の方と同じような理由で、良い事ばかりではないと思います。

サッカーは静的(スタティック)な場面での可動性を必要とするのではなく、ダイナミックな動きの中で瞬間的に体をコントロールしなけりゃならない場面の連続だからです。

普通より大きな可動性を有する関節には、それだけ大きな負荷がかかります。

スタティックな柔軟性=パフォーマンスで発揮できる柔軟性ではないって事です。

整形外科の分野でも、大きすぎる関節可動性(関節弛緩)というのはスポーツ障害のリスクとして捉えられます。

前回の記事とも関連しますが、お手伝いさせて頂く高校サッカー部の練習を初めて見学に行った時も練習内容に主眼を置いて見ていたわけではありません。

ミニハードルを使ったジャンプやプライオメットリック的な練習での動作や姿勢などを観察してました。

関節の柔軟性、着地した時の膝や足関節の向きや安定性などです。

筋力的なものも動作から推測してました。

よーく観察しているといろんな特徴が見えてきたりします。そして目に着く選手がいるものです。

ダイナミックな動作時のアライメントの崩れが目立っていたり、過去に怪我をしたり痛みがあるんじゃないかと思える動作になっていたりとか。

例えばシンスプリントになったり捻挫しやすい選手には、それなりの理由があったりするものです。

戦術を理解しようとするのも、チーム戦術を遂行するためにはフィジカル的にどんな要素が求められるのかって事を知りたいからです。

野球好きのおやじのくせに、何だか偉そうになってますね。(^^ゞ

最初、サッカー部員の生徒さん達は思ったことでしょう。

ネクタイ姿のおやじが、何を熱心に練習のようすを間近で見てるんだろうかと。(笑)

当たり前ですけど、スポーツの現場で活躍するコンディショニングトレーナーやフィジカルトレーナー(ってい言うのかな?)やセラピストなどはこの辺りの洞察力がすごいのです。

同じように動作を見ていても、見える人には見えるという事です。

そういう意味では、自分の職場での環境とは随分違いますから自分自身の勉強の場でもあると思っています。

わたしのお手伝いできる事は、サッカーを教えることじゃないです。(笑)

当然、監督にもそんな事は期待されていませんからね。

でもね、ちょっとはサッカーの事を覚えたいんです。息子にサッカーの戦術論なんかを語れるくらいに。(笑)

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