« U-15県トップリーグ | トップページ | 本音 (^^) »

2013年1月13日 (日)

大阪の体罰事件で思うこと

大阪での高校運動部のキャプテンが自殺したニュースには衝撃を受けました。

亡くなった生徒さんや親御さんのことを思うと、関連のニュースを見聞きするだけでも辛い気持ちになります。

教育上の体罰についての私見は差し控えますが、亡くなった高校生はまだ17歳…。

極めて閉鎖的な環境下で支配し、教育とは程遠い暴力や言葉でそこまで精神的に追い詰めてしまった事実は重いです。

これから輝くであろう彼の将来、抱いていた夢や希望、そして幸せな未来はいったいどこに葬ったらいいのか…。

本当に切なく痛ましい“事件”です。

われわれ大人であっても、会社や組織の中で精神的に追い詰められて心身の体調を崩すことはあるのです。

わたしの仕事上での知り合いでも、管理職として迎えられた職場で結果を出せずに“鬱”となってしまった方がいます。

一昨年だったかと思います。

たまたま数年ぶりに再会したので、一緒に居酒屋でお酒を飲んだのです。

すると、現在は職場を辞めて自宅で静養中であることを聞かされ驚きました。

仕事上のストレスで心身とも変調をきたした挙句に、ある日自宅の廊下でばったりと倒れて起き上がれなくなったとのことです。

奥さんが、その尋常ではない状態に慌てて救急車を呼んだそうです。

心療内科に掛かり職場も長期休職し、なんとか復職はしたものの最終的には医師やカウンセラーからの助言で退職を決断したのだそうです。

命(発作的に自殺をする危険さえあるので)の方が大切だということです。

大人であっても、このような助けが必要なほどに追い込まれてしまうことがあるのです。

退職という結論を出せたのは、カウンセリングや家族の支えがあったからこそでしょう。

冒頭の事件関連の記事を目にすればするほど、顧問の指導方法には嫌悪感を禁じえません。

がしかし、なぜか同時にわたし自身の苦い記憶も甦りました。

長男が小学生の頃のわたしは、息子が試合に出ていてもそれだけでは満足できずに活躍しなけりゃ不快でした。

発奮させようと、長男を責めるようなことを何度も言ったしプレーにも細かく注文をつけたものです。

しまいには「悔やしくないのか?」とか「もっと必死でやれ!」とか声を荒げたこともあります。

正直、期待の裏返しみたいなものですが気持ちを制御しきれなかったんでしょうね。

今思えば、息子のためではなく単に自分のフラストレーションをぶつけていたにすぎません。

それを、息子のためなんだと自分で納得していた姿勢は恥ずかしい限りです。

長男の言葉にハッと目が覚めてからは、誰のためのサッカーかということを自分に言い聞かせるように努めました。

それまでは、言葉や理屈では分かったようなことを言いながら実際は違っていたわけですから。

親の支配下で、子供に自分の理想を押し付けても、スポーツは楽しくないだろうし上手くなんかなりません。

親であっても、こんな当たり前のことを見失ったりするものなのです。

大阪の事件のような悲劇が、二度と起きてほしくないと祈るばかりです。

ポチッと応援お願いします。m(_ _)m

にほんブログ村 サッカーブログ ジュニアユース・中学サッカーへ
にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ

|

« U-15県トップリーグ | トップページ | 本音 (^^) »

日記・コラム」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

件の事件本当に驚きました。
というのも、息子達が土日に練習するグランドはその高校のごく近くで平日は高校のサッカー部が練習しています。

長男達は何度もそのサッカー部に胸を借りています。
また、その高校の各部活の生徒さん達の礼儀正しさは、感動すら覚えます。

息子達の試合観戦に休日グランドに行くと、その高校の各部の生徒さんに会うのですが、決まって通り過ぎるまで、こんにちは!と頭を下げてくれます。
いつも夫婦で清々しい気分にさせてもらっています。

それだけに悲しい事件です。

私の意見ですが、体罰は否定ではありません。
愛と信頼関係があればです。

今回は愛と信頼関係が、全く感じられません。
やはり悲しいですね。

なんか意味不明ですみません。

投稿: サッカー親父 | 2013年1月13日 (日) 21時31分

サッカー親父さま

本当に悲しい事件ですね。

運動部できっちりと指導を受けている生徒さんたちというのは、本当に礼儀正しいと思います。
部活の良いところですね。

今回の事件は、体罰ではなく暴力行為だと思います。
指導者の要求するようなプレーが出来なかったり、練習や試合でミスをしたかもしれません。
でも、暴力を受けたり精神的にそこまで追い詰められなければならないような事をしたのでしょうか。
もっと言えば、殴られるような悪い事をしたのでしょうか?
一生懸命に部活に打ち込んでいるに、このような仕打ちはないと思います。

全国的な強豪として名を馳せるのは、いったい誰のためなんだとさえ思います。
大阪の事件では、これは教育でも指導でもないと感じました。
亡くなった生徒さんが気の毒で、心が痛みます。

投稿: カウチポテト | 2013年1月15日 (火) 07時08分

この件に付いて、どれだけ考えても自分の思いを表す言葉が見つかりません。

息子は2人とも高校の部活動でお世話になり、それぞれ充実した時間を送ってると思っています。

競技の指導では、時に厳しく教えて頂く事も必要だと思います。

結果を求めて互いに切磋琢磨する姿は 私にとって一番愛しいです。

その為にサポートをしています。

投稿: ku-ga | 2013年1月15日 (火) 11時12分

すみません。

途中で送信してしまいました (>。<)

続)

どんなに厳しい練習も、信頼関係が成立してれば きっと子供達の心に響くと信じていますが、結果だけを求めて 叱咤激励とかけ離れた暴言や暴力を行う事は、決して許されてはいけないと思います。

その事と、人としてあるまじき行為を律し、道徳に反する行為を正す事が同じように捉えられるのは違う気がします。

私は、自分の子供が 他人に迷惑をかけるなど 誰かに不快な思いをさせたら、戒めの言葉とともに頬をビンタして、言葉だけでは伝えきれない思いをぶつけてしまいます。

人としての間違いを正すのは大人の務めですが、言葉だけで伝える限界を感じます。

どの競技でも試合に勝ちたくない選手なんていないでしょうし 親も楽しみですが、結果だけを求めないよう心がけないといけませんね。

来年の国立競技場を目指して 他の親さん達と共に サポートも頑張りたいと思います。

投稿: ku-ga | 2013年1月15日 (火) 11時52分

誰のため、何のための部活動か、忘れないようにしたいと思います。

教訓を活かして、悲しい思いを繰り返さない事が大切ですね。

まとまりなく 長々と書いてしまい、申し訳ありませんでした。

投稿: ku-ga | 2013年1月15日 (火) 12時04分

ku-gaさま

ku-gaさんが言わんとするところは、わかる気がします。
今度の事件を「体罰」という言葉でくくるのは違和感があります。
「厳しい指導」と「体罰」も同列で語るのには違和感があります。

ku-gaさんの言われていることは、世の中のほとんどの方も同じような感覚ではないでしょうか。
文章に書き起こすと、上手くまとめるのは難しいですね。

>誰のため、何のための部活か
その通りだと思うのです。

投稿: カウチポテト | 2013年1月15日 (火) 18時53分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1308139/48725342

この記事へのトラックバック一覧です: 大阪の体罰事件で思うこと:

« U-15県トップリーグ | トップページ | 本音 (^^) »