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2014年1月

2014年1月26日 (日)

その5:最終話

前回の続き、そして長くなりましたが最終話です。(まとめなければ…sweat02

長男は、あれから何かが変わりました。達観したわけでもないでしょうけど。(笑)

もちろん、部活も頑張っているようです。

サッカー以外の生活面を見ていても、夜9時過ぎに帰宅しても来年度の受験を見据えた行動を続けています。

疲れもあって、そのままリビングや布団(に入って)で寝そべりながらなんてことも珍しくありません。

早朝、ぎりぎりの時間までやっていることも多いせいか、休日には部活から帰って泥のように眠っている姿も見かけます。

話しを、息子がフットサルクラブの代表のところへ伺った時に戻しましょう。

あの日、特に退部を思いとどまるようにアドバイスをされたわけでもないようです。

クラブのコーチが所属している社会人のフットサルチームへの練習参加もOKと言われたようです。

その上で、代表は息子の相談に対して次のような感想を語ってくれたようなのです。

  • 高校生の今しかできないこともある。逆に、あとからいくらでもできることもある。
  • 間違ってはいないけれども、まだすべてをやり尽くしていないようにも感じる。
  • 悪いことじゃないが、ある意味考えすぎていないかな。
  • もっと自分に自信を持っていい。

そして最後に、「またいつでも、遠慮なくここへ遊びに来いよ。」と言ってくれたそうです。

代表からだけでなく、コーチからも呼び止められてアドバイスをもらったと言ってました。^^

あの日から、「退部を申し出る。」という寸前の決断は翻って今日に至っているわけです。

わたしなりの解釈ですが、今回の件で長男は、心の中にある“自分の原点”みたいな部分を思い出したのでしょう。

企業でいえば、“理念”に近いものでしょうか。

会社や組織においても、常にそれが“理念”に沿うものか否かを基準に判断することはブレないためにも大切です。

息子は、多くの方に助けられて、運よく自分の根幹をなす部分に目を向けることができたのだと思います。

レベルはどうであれ、一生懸命にサッカー続けてきた自分の姿勢こそが、自分自身を支えているものでもあるはずです。

明確にそれを意識したとは思いませんが、ちょっことだけ立ち返ることができたんだと思います。

それに気付いたのなら、先に書いたような生活面での変化についても頷けるのです。

今回のことは、導き出した結論についてもそのプロセスも、本人にとってプラスだったでしょう。

まだまだ精神的には成長途上の高校生ですから、おやじの助けが必要な時もあるのです。(笑)

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2014年1月23日 (木)

その4:長男の考えが変わった日

前回の続きです。

退部で気持ちの固まった長男は、わたしと話しをした数日後に、小学生の低学年時代にお世話になったフットサルクラブの代表に連絡をしたのでした。

長男の(二男も)サッカー歴は、実質的にはフットサルから始まったようなものです。

小学2年生から清水のクラブチームに通う前は、日本代表でもありFリーグで活躍している某選手にたっぷりと基礎を指導してもらったのです。

息子は、部活をやめてもサッカーには関わっていたいと思ったのでしょう。

それで、高校卒業までの短い間でも、社会人リーグなどで本格的に活動しているフットサルチームの練習に参加させてもらえないものかと考えたのでした。

そんな自分なりの考えもあって、現在の自分のことや今後の考えを代表に相談したのです。

息子は緊張しながらもクラブに電話を入れ、その旨を代表に伝えたようです。

代表は、それに対して快く応じてくれてだけでなく、「じっくり話しをする時間を持とう。」と返してくれたのです。

約束の日、何年か振りにクラブを訪ねた長男を、代表は温かく迎え入れてくれました。(雨が降っていたので、わたしが駅から送ったのです。^^)

そして1時間後、駐車場へと戻ってきた長男の表情は、ニコニコしていて何かが吹っ切れたように見えました。

息子の口から最初に出てきた言葉は、「思い切って相談してみて本当に良かった。(^^)」です。

久しぶりに訪れた自分に対して、親身になっていただいたことに感謝を通りこして感動すらしたようです。

「こんなに丁寧に話しを聞いてもらえるなんて、思っていなかった。」と、何度か繰り返していましたから。

結局、この日のことが息子の決意を翻したのです。

実を言えば、息子が相談の電話を入れる前に、内緒でわたしから代表に連絡を入れておきました。

一緒に外食した時に息子の考えを聞いていましたから…。

わたしが代表と話したのは10分程度でしたが、手短に息子の“決断”のことをお伝えしたわけです。

まあ、話し下手の長男ですから、スムーズに用件を伝えられるようにアシストしておこうと考えた次第です。

単なる親ばかです…。coldsweats01

何だかんだと随分と長くなってしまいましたが、次回で結びとします。

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2014年1月20日 (月)

その3:長男の心の深層にあったもの

前回の続きです。

鉄板焼き店の雰囲気も手伝ってか、長男は、わたしに対して自分の気持ちを素直に語ってくれました。

やや強引ですが、その内容をひと言で現してしまえば、“いつの間にか、自分に自信がもてなくなってしまった。”ってことでしょうか。

あたり前ですが、サッカーの能力と人としての価値は全く別の話しです。

もちろん、息子にしても理屈では分かっていることです。

ところが、中学生の後半頃からは、“自分は期待されていない存在”との思いがずっと意識の根底にはあったようです。

そこを引きずりながら、やがて、サッカーだけでなくそれ以外の時でも“自分は一個人としても尊重されない存在なのか…”との意識にまで変わっていったようです。

全ては、プレーヤーとしての自分の能力が劣るので仕方ないのだと、いわば自己否定的な理屈で自分を納得させてもいたのでしょう。

無意識的にであっても、そう納得することで、自分が精神的な部分で深く傷つくことを回避していたのだと思います。

息子の話しをじっくり聞き取ることに徹してみた、わたしの見解なんですけど。

会話の中で、何気なく息子が発した言葉の中には「惨めな思いは味わい尽くした。」とか「こんな兄貴じゃ、高校のサッカー部に入る弟にもすまない気持ちになる…。」などの言葉もありました。

まあ、大人でもありそうな話しですが、自分自身でも悪循環に陥っていった部分もあるのだと思います。

前述のある事をきっかけに、深層にある自分の心と改めて向き合った時に、“退部”するとの結論に至ったようです。

ずっとひたむきに頑張ってきたつもりが、そのサッカーを通して徐々に自分に対して自信を無くすようなことになってしまうとは皮肉なことだなと思えました。

退部についての考えを、最初にわたしではなく嫁さんに語ったのにも、それなりの理由があるのだと思えました。

母親という立場よりも、むしろ中学から大学までを一貫して運動部に所属していた人間からの意見が聞きたかったようです。

自分の考えが、現状からの逃げと捉えられるんじゃないかとも気になったようです。

「ほお…」「なるほど…」「そうだったのか…」てな調子で、ほとんど息子の話しを聞くことに徹していたわたしですが、その時に少しだけアドバイスをしたでしょうか。

自分を否定的に考える必要はないことや、自分を縛りつけていた価値観に対して疑問を持つことは間違っていないという意味のことを伝えたと思います。

最終的には息子が自分で道を切り開くことになっていくのですが、長くなるので次回に。

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2014年1月16日 (木)

その2:重たい話しでした

前回の続きです。

長男には、高校いや中学生時代から自分の心の奥に抑え込むようにしていた気持ちがあったのでしょう。

それが、ある事がきっかけで自分の中で顕在化し、堰を切ったかのように噴き出したのだと思います。

とは言っても、それは不満や怒りといったものでもないのでした。

ある事というのは、学校生活にも関連するのでここでは割愛します。

とにかく、そこを境にしていろいろ考えるに至ったようです。

退部という考えには、自分の日常の多くの部分を占める環境を根本から変えたいとの思いも含まられているようにも感じられました。

長男がわたしに語ったことで、印象に残っているものがあります。

「考えれば考えるほど、自分は何のためにサッカーをしているのか分からなくなった。」って言葉です。

自分がここで(高校で)サッカーを続ける意味が見いだせないということも言っていました。

苦しい練習から逃れたいわけでもなく、もっと自由な時間が欲しいわけでもないとも語っていました。

“サッカーをやめる”のではなく、“高校でのサッカーをやめる”と言うのです。

これらの話しは、息子と顔を突き合わせて深刻に語り合ってのものではありません。

見方を変えれば、たかだかサッカーの話しなわけですから。(とは言っても、されどサッカーなのですが…。)

鉄板焼き店であれこれ注文しながら、わたしと息子の会話はほとんどサッカーとは関係のないことばかりでした。

肝心の退部の件は話しは、全体の3割にも満たなかったと思います。

まあ、実際はこの部分を聞くために出掛けたわけなんですけどね。

それでも、正直なところ、わたしにはこの3割程度の話しが実に重たく感じられたのです。

と言うのも、息子の話しをじっくり聞けば聞くほど、これは息子自身のアイデンティティーに深く関わることだなと感じられたからでした。

続きは次回にします。

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2014年1月14日 (火)

長男に退部を思いとどまらせたもの

次回でひと区切りなどと書いたまま、そのまま年を越してしまいました。sweat02

決勝戦は見逃しましたが、選手権の決勝戦は凄い試合だったようですね。

さて、高校2年生の長男ですが、実は選手権の県予選が行われていた10月頃はサッカー部を退部しようと考えていたのです。

今は“いい顔”して部活を頑張っていますけどね。(^^)

保育園のサッカー教室から始めたサッカーですが、息子の口から「やめたい。」と聞いたのはそれが初めてのことでした。

息子は最初、自分の思いを嫁さんに話したのです。

数日遅れて、わたしは間接的にそのことを知りました。

息子の考えをじっくり聞いてみたいと思ったわたしは、飯でも一緒に行こうと誘ってみたのでした。

「気になる鉄板焼きの店を見つけたから、一緒に飯でも付き合えよ。」って感じだったでしょうか。happy01

何か説得したり諭したりする気持などは、少しもありませんでした。

ただ単純に、直接本音を聞きたかったのです。

それほど、“サッカーをやめたい”とは意外なことだったわけです。

改めて話しを聞いたみると、すでに息子の気持ちは決意にも近いものでした。

とは言っても、わたしに理解を得られるものかと所々で探るような話しぶりでもあったようにも思います。

この件に関しては、その後にわたしと嫁さんとで何度か意見交換をしました。

お互いの考え方としては、大筋の部分では一致もしていましたね。

最終的には、本人の意思を尊重することもその一つでした。

長くなりそうだし、年も越してしまったので三回くらいに分けます。^^

今日はこのへんで。

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